これから林業を始めたい人、山の中での作業に興味がある人
実際に林業をやってる人が山中で何を履いているか気になりますよね?
安全靴でしょうか?長靴でしょうか?
答えは『スパイク付地下足袋』です!
↓写真は先日の研修会ですが、多くのキコリさんがスパイク付地下足袋を履いていました!
今回はこの『スパイク付地下足袋』について紹介したいと思います。
安全作業は足元から!この記事を読むとスパイク地下足袋の魅力が分かってもらえると思います。
スパイク付地下足袋とは
スパイク付地下足袋とはその名の通り地下足袋に鉄製あるいはゴム製のピン(スパイク)がついた地下足袋です。スパイクがついている事で急傾斜地でも地面をしっかりとらえ、滑る事なく作業出来ます。
どこで買えるの?オススメは?
私も林業を始めるまではスパイク付きの地下足袋があるなんて知りませんでしたが、このスパイク付地下足袋はアマゾンや楽天で普通に買えます!
他にも町の機械屋さんや森林組合で買う事が出来ます。林業県であればホームセンターにもあるかもしれません。
初めは実物を見て買う事をお勧めしますが、サイズさえ把握できればネットで購入した方が安いです。
ただネットで調べてみると色々なメーカーから販売されており、正直どれを買ったらいいか迷ってしまうと思います。
そこで私がお勧めするのは荘快堂の『山林作業用 安全スパイクシューズ 山彦』 です!!
この山彦のサイズ感ですが、私は普段履きの靴と同じサイズを履いています。
以下では、私が思う山彦やスパイク付地下足袋全般のメリット・デメリットを挙げてみたいと思います。
メリット
スパイクが効いて土の地面の上では滑り難い。
本体が軽く、足捌きが良い。
金額が安い、4〜5千円で購入することが出来ます。チェーンソーブーツは1足3万円ほどする。高くて買えません汗。
足が蒸れにくい。布製であるので長靴等に比べると蒸れにくい。
足先に鉄芯が入っているタイプは重量物の落下から足を保護できる。
ズボンの裾を足袋に入れる事で裾締まりが良く、作業の邪魔にならない。
マジックバンド式で足にフィットし易い。
袋(足先からスネにかけて一体)になっており、スネ側にガムテープを巻くことで、ヤマビルの侵入を防げる。
デメリット
沢際や岩場にあるすべすべした平らな岩の上では逆に滑り易い。
週5〜6日履いていると結構すぐボロボロになる(3ヶ月くらいかな)。耐久性がない。(耐久性によるコスパを考えるとチェーンソーブーツの方が良いのかもしれない・・・チェーンソーブーツについては別途レビューしたいと思います!)
初めは足が慣れず、特に足の親指と人差し指の間が痛くなる(私は人差し指側がタコの様になってしまいました)
こはぜタイプは履くのに手間がかかる
防水性がほぼ無い。(軽い雨なら濡れないが、大雨ではびしょびしょになる)
切創防止機能が無い(足先に鉄芯の入ったタイプや甲にアルミの板が入っているタイプはある)、スネを保護する為、脚絆を併用する人もいます。
その他の履物
- 先丸タイプ マジックバンド式 スパイクシューズ
足袋の様につま先が二股に分かれていないタイプです。価格はスパイク付地下足袋と同じくらい。マジックテープで固定しますが、私は靴の中で足が動いてしまい、つま先が痛くなってしまいました。足袋の方が親指と人差し指の間で二股に分かれているので、足の遊びが制限され痛くなり難かったです。
- チェーンソーブーツ
頑丈で切創防止機能がある(林業ではチェーンソー作業で足をケガすることが多いです)。鉄芯入りのタイプもあり(丸太等の重量物を扱うので、誤って足に重量物を落とす事もある)保温性もある(冬の山はとてつもなく寒いです・・・)耐久性がある、防水性の高いタイプもある。値段が高い(3〜5万円)。重い。柔軟性がない
- 長靴
比較的安価。防水。切創防止機能がある高価なタイプもある。スパイクがついているタイプもあり滑り難い。蒸れる。
まとめ
如何でしたでしょうか?
スパイク付地下足袋の有利な点、分かっていただけたかと思います。
山で作業するのであれば一足は持っておきたいところです。
では!