作業道の作設にて時間のかかる作業は
支障木の伐根の抜根です❗️
立木を伐った後に残る切り株の事を伐根『バッコン』と言います。
この伐根、作業道を掘るのに邪魔になる物は掘り起こし除去します。すなわち抜根します。
抜根作業はなかなか手強いです。
太い木であれば当然その根も強靭で、なかなか除去する事はできません。山の土質にも依ると思いますが、柔らかい土だと根はより深く伸びています。
また一般にヒノキの根は広く浅く、スギは狭く深く伸びています。
今回の施業地は全てヒノキで、比較的抜根はし易いです。ただ表面はスコリア(火山灰)に覆われているので、中には物凄く深くまで太い根が伸びている場合もあります。
切株の周りを掘って、バケットで少しずつ根を切っていきます。バケットの爪やサイドカッターを使って少しずつ根を削いでいくイメージです。またバケットと地面のテコを利用して根を動かす等して抜根していきます。
何とか抜根する事が出来ました!思わず『ばっこーん‼️』と叫びたくなるほど達成感があります。(某ラジオ番組のばっこーんを聴くと抜根を思い出します笑)
抜根すると根に土が付いているので、バケットで突いて落とします。作業道作設では土は大事‼️
土を落としたら、今後の作業の邪魔にならない所へ伐根を移動し、抜根作業完了です。
抜根作業は太い伐根ですと30分以上かかったりもします。ソーチェーンには悪いですが、根っこをチェーンソーで切るなど、効率的に進めていきたいと思います。