『ヨコセンカイ』、『タテセンカイ』この言葉聞いた事ありますか??
ヨコセンカイ = 横旋回
タテセンカイ = 縦旋回
これは油圧ショベルの操作パターンのお話しです❗️
林業で使う重機のほとんどは油圧ショベルがベースマシンになっています。
『お前、ヨコセンカイ?それともタテセンカイ?』
林業で重機に乗る際は必ずと言っていいほどこの質問を受けます。
(林業に限らず聞かれるかも知れませんが)
油圧ショベルは一般的に運転席にある2本のレバーを操作して、アーム等を動かします。

実はこのレバー操作ですが、重機メーカーによってレバーの動きと機体の動き方のパターンが異なるんです❗️
操作パターンって一つじゃないの⁉️
と思うかもしれませんが、実は色々あるのです‼️
今回はそんな操作パターンの色々を紹介したいと思います。
ヨコセンカイ、タテセンカイとは
ヨコセンカイ(横旋回)とは運転席に乗って左側のレバーを左右に動かして機械上体が旋回するのを横旋回といいます。
対してタテセンカイ(縦旋回)とは運転席左側のレバーを前後・縦に動かして機械上体が旋回するのを縦旋回といいます。
なぜ横旋回と縦旋回があるの⁉️
JIS、ISOで定める規格は横旋回です。
最近の油圧ショベルの資格取得も横旋回で教わります。
私も研修の時から横旋回で習ってきましたので、横旋回に慣れています。
と言うか、縦旋回は出来ません💦
横旋回の方がレバーを左右横に動かせば機体が左右に旋回するので直感的で分かり易いと思っています。
ただネットで調べると縦旋回の方が作業性に優れているそうです。
と言うのも人間はレバーを前後に動かすより左右に動かす方が微妙な コントロールがし易いそうです。
また油圧ショベルは旋回より アームの曲げ伸ばしの方が微妙なコントロールを必要とする事が多いので、レバーの左右操作をアームの曲げ伸ばしに 対応させる方が作業性が上がるという事だそうです。
うーん…縦旋回で操作した事がないので、作業性の良否はわかりません💦
ただ今の所、横旋回で困った事がないのも事実です。
重機メーカーはたくさんあるので、規格が統一される以前にメーカー毎に色々な操作パターンが開発されたんだと思われます。
その為、ユーザー毎に慣れた操作パターンがあるので今も色々な操作パターンが残っているのだと思います。
地域性や職種による所もあるとかないとか…
操作パターンの色々
操作パターンは横旋回と縦旋回の2種類だけでなく、実は色々あるようです。
JIS方式
JIS方式は、標準方式やISO方式とも呼ばれます。
機械上体を左右に旋回するには、左レバーを左右に動かし、
アーム・ブームを縦に動かすには、右レバーを上下に動かします。
直感的で動かしやすい方式です。一般的に横旋回と呼ばれています。
ほかにヤンマー、クボタがこれと同じパターンです。
コマツ方式
機械上体を左右に旋回するには、左レバーを上下に動かし、
アーム・ブームを縦に動かすには、右レバーを上下に動かします。
左レバーがJIS方式と違います。
一般的に縦旋回と呼ばれています。
ほかに日立建機、住友建機、キャタピラー(CAT)、IHIがこれと同じパターンです。
神鋼方式
機体上体を左右に旋回するには、右レバーを左右に動かし、
アーム・ブームを縦に動かすには、右レバーを上下に動かします。
左レバーは、バケットの操作に使用します。
ほかに古川がこれと同じパターンです。
三菱方式
機体上体を左右に旋回するには、右レバーを左右に動かし、
アーム・ブームを縦に動かすには、右レバーを上下に動かします。
左レバーは、バケットの操作に使用します。
神鋼方式とレバーは同じですが、向きが逆になります。
ほかに日鋼、O&Kがこれと同じパターンです。
操作パターンの変更の仕方
色々ある操作パターンですが、最近の機械ではマルチレバーで操作パターンを変更する事ができます。

マルチレバーとは操作パターン切り替えバルブの事で、作業者の好みに合わせて操作パターンを変更出来るレバーの事です。
マルチレバーはキャビン(運転席)の下付近の小窓内部にある事が多いです。

新しい機械ですとモニター上で変更出来るモノもある様です。
古い機械ではマルチレバーがついていないモノがあります。
その場合、油圧配管を組み替える事で操作パターンを変更する事も可能です。
それは専門の機械屋さんにお願いする事になると思います。
まとめ
調べてみて操作パターンの多さに驚きました。
職場環境や地域性もあると思いますが、どちらの操作パターンも慣れによる所が大きいと思います。
操作パターンは色々ありますが、現代ではISO規格の横旋回で覚えるのが良いと思います。
自分が慣れているからかも知れませんが、横旋回の方が直感的で分かり易い印象があります。
正確に安全な操作の出来るパターンを覚えていただけたらと思います!